プレゼン時間に対してスライドは何枚ぐらいが良いのか?

皆さんは、プレゼン時間に対してスライドを何枚ぐらいにしていますか?

そもそも、そうした基準を設けていますか?

 

私が、法人、個人問わずプレゼンテーションのサポートをしていて

多く目にするのが、行き当たりばったりでスライドを作って

その結果、枚数が膨れ上がっているというケースです。

 

例えば、20分の持ち時間に対して30枚や40枚といった具合です。

これでは1枚あたり30~40秒とかなり忙しい発表になってしまいます。

そして、スライド説明に必死にならざるを得なくなって、

一方的なプレゼンになることは目に見えています。

 

 

では一体、1枚あたりどれくらいの時間を配分すれば良いのでしょうか?

この時に大切なことは、持ち時間全体から割り算をしないことです。

20分の場合、1枚1分なら20枚、2分なら10枚といったように

単純計算してはいけないということです。

 

多くの場合、持ち時間全体をベースに計算してしまうので

結果的にどうしてもスライド説明中心の発表になってしまいます。

レーザーポインタを振りかざし、パソコンのスライド切り替えに

必死になっているプレゼンが多いのはこのためです。

 

 

そこで、まずプレゼン時間を半分にしてそこから割り算をします。

ですから、持ち時間20分なら10分をベースに考えていきます。

なぜなら、半分にするのかと言うと、

聴き手に向かって物事を伝えるためには、

聴き手と正面から向き合って語りかける姿勢が不可欠だからです。

 

つまり、半分はスライドの説明をしますが、

もう半分の時間を聴き手と向き合う時間に割り当てます。

プレゼンテーションとは、聴き手に対してアクションを求めたり

聴き手にとって有意義な情報をシェアすることが大きな目的ですから

ポーズとしてしっかり向き合う姿勢を取らなければ、

聴き手は自分のための話であることを認識することができません。

 

したがって、全体の構成と共にスライド枚数を設計するにあたっては

最初からその向き合うための時間を確保しておかなければなりません。

つまり、持ち時間20分の場合、半分の10分から計算しますので

1枚あたり2分なら5枚、3分なら3~4枚程度ということになります。

 

自分の中にこうした基準を設けておおよその見込みを立てることが大切です。

そうすれば、スライド中心の忙しい発表にもなりませんし、

一方的な伝え方にも陥らずに「聴き手のための話」をすることができます。

しかも、できる限り2分、3分、4分とその時間を長く取る方が

聴き手との信頼関係をしっかり構築することができるようになります。

すると自然にスライド枚数も簡素化されてきますので

シンプルで分かりやすいプレゼンを作ることができるようになります。

 

ですから、本番が迫っているからと慌てて作り出すのではなく

その前にひと呼吸おいて

①基準を持つこと、②時間を半分にすること、③聴き手と向き合うこと

この3つを考えて全体の設計図を描くようにしてください。

 

そのことが結果的には、聴き手の理解や共感に結びつくようになります。