プレゼンターは、聴き手が感じる言葉を連発してはいけない

さて、今回のプレゼンテーションのポイントは、

「プレゼンターは、聴き手が感じる言葉を連発してはいけない」ということです。

 

これは特に、社外に向けた提案型のプレゼンテーションに多く見られます。

その代表的な言葉として、

「信頼性の高い」「より効率的な」「非常に便利な」が挙げられます。

いかがでしょうか?提案書や企画書で良く見かける言葉ではありませんか?

 

「お客様にとって信頼性の高いサービスをご提供します」

「御社にとってより効率的な運用、管理が可能になります」

 

あるいは、全てを繋げて

「お客様にとってより信頼性の高いサービスをご提供し、

より効率的で便利な運用と管理を実現します」といった言い回しも少なくありません。

 

決してこうした言葉を一度も使ってはいけないということではありません。

ただ、連発しないように注意が必要だということです。

 

なぜこうした言葉と表現を使ってはいけないのかと言うと

それは「聴き手がプレゼンテーションから感じ取る言葉」だからです。

プレゼンターは、聴き手が「それは信頼性が高い!」「それは効率的だ!」「それは便利だ!」

と思わず膝を叩いてしまうように物事を伝えるのが役割だからです。

 

つまり、聴き手がそのように感じるためのその前を説明しなければならないのです。

それこそがプレゼンテーション本来の目的であるはずです。

 

にもかかわらずプレゼンター自身が、

「信頼性が高いです!」「効率的です!」「便利です!」と連発してしまったら、

聴き手はプレゼンテーションから感じ取ることが無くなってしまいます。

相手に強く訴えたいという熱い気持ちは分かりますが、

そこは一度グッと堪えてよく考え直す必要があります。

 

なぜ信頼性が高いのか?なぜ効率的なのか?なぜ便利なのか?

その理由をしっかりと説明することに注力しましょう。

そして「だから信頼性が高い」「だから効率的だ」「だから便利だ」という

締めの言葉を口に出さずにグッと飲み込んでみてください。

もちろんスライド資料にも書かないようにします。

 

すると自然と聴き手にとっての価値やメリットが明確になり、

「それは信頼性が高い!」「それは効率的だ!」「それは便利だ!」と

聴き手が膝を叩いてくれるようになります。

 

これはプレゼンテーションの1トピックごとのメッセージや

エンディングの結論において非常に重要なポイントなのです。

 

耳触りの良いポジティブな言葉はふと使いたくなってしまうものです。

しかし、不用意に使いすぎると中身の無い形骸化にも繋がってしまします。

 

プレゼンテーションにおいて

「何を伝えるか」「どう伝えるか」ということはとても重要な要素です。

しかし、何もかもを強く押し出せば良いということではありません。

時には「あえて言わない」ことも必要になるのです。

 

ぜひ今までの伝え方やスライド資料を再確認して

今後の改善に結びつけていただきたいと思います。