相変わらず多い!人前で緊張してしまう悩み

こんにちは、プレゼンテーション講師の伊藤です。

皆さんいかがお過ごしでしょうか?

 

さて、今回ご説明するポイントは、人前での緊張に対する対処法です。

 

この課題を抱えている人は本当にたくさんいらっしゃるようで、

私は様々な場所で質問、相談されることが非常に多くなっています。

逆に人前に出た時に緊張しないと普通じゃない、

ちょっとおかしいと思われてしまうかのように

日本人にとって定番の悩みとなっています。

 

では、この「緊張感」とどのように向き合い、対処していけば良いのか?

 

まず、ポイントは相談者の言葉の中にあります。

「人前でも緊張しないようにするにはどうすれば良いでしょうか?」

つまり、人前で緊張することは良くないことだから、

その良くない状態を取り除くにはどうすれば良いか?という考えが表れています。

 

そこで大切なのは、「緊張=良くないこと」という思い込みを変えることです。

「緊張している=自分は良くない状態に陥っている」という考えがあると、

自分自身をどんどん追い込んでしまい、そのこと自体がそれこそ「良くない結果」を

生み出してしまうという悪循環に陥ってしまうのです。

 

人前に出て何かを行う時、緊張することは決して良くないことではありません。

これまで積み重ねてきた準備を踏まえて、

しっかりと結果を残そうとすれば緊張するのは当たり前のことです。

 

しかも、冒頭で申し上げた通り、

緊張しなければ日本人ではないと思えるほど多くの人が緊張しています。

ですから、自分だけではなく誰でも同じように緊張するものだと、

気持ちを落ち着けることが大切になります。

 

したがって、緊張を取り除こうとするのではなく、

当たり前のこととして受け止めることが対処法の第一歩となります。

 

すると「でも緊張で頭が真っ白になって上手く話せなくなります」

という言葉が返ってくることが少なくありません。

しかし、これも発想の転換が必要です。

 

「緊張する→頭が真っ白になる→上手く話せない」という諸悪の根源を

「緊張」と位置付けている結びつけがそもそも間違えているのです。

頭が真っ白になって上手く話せない原因は「緊張する」ではないのです。

 

本来は「準備、練習が足りない→頭が真っ白になる→上手く話せない」

と考えるべきなのです。逆に言うと

「十分な準備、練習を積む→たとえ緊張しようとも→頭が真っ白にはならない

→上手く話せないことはない」という流れにもっていくことが大切なのです。

 

そうすれば、「緊張」が「悪い緊張」ではなく「良い緊張」となって、

自分のパフォーマンスを力強く後押ししてくれるようになります。

そして、緊張を軸とした好循環が生まれるようになってきます。

 

これがあるべき正しい取り組み方ということになるのです。

 

ですから、今までの発想を転換して「緊張しないための方法を探す」のではなく、

「緊張してもしっかり話すための準備と練習」にしっかりと目を向けるようにしてください。

そうすれば、きっとプレゼンテーションで素晴らしい成果が得られるはずです。

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