プレゼンテーションの機会は待つのではなく自ら仕掛けていく

今回は、プレゼンテーションが苦手な人と得意な人に見られる
決定的な違いをご説明したいと思います。

いつまでも苦手意識が消えない人には、
プレゼンテーションの機会は周囲から与えられて
取り組むものである受け身の姿勢が見られ、

一方で得意な人は、自らその機会を作り出し、
積極的に仕掛けていくという能動的な姿勢を持っています。

つまり、プレゼンテーションとの付き合い方に180度の違いがあるのです。

これは、それぞれの人が発する言葉からも
大きな違いがあることが分かります。

プレゼンテーションが苦手で困っているという人から
決まってよく聞かれる言葉があります。
「今度、プレゼンテーションをしなければならなくなったので何とかしたい」
という明らかに受け身の姿勢です。

この裏側には
「普段はプレゼンテーションとは関係のない場所で生きているのですが、
いろいろな経緯によって私がやるハメになってしまったので
何とか上手く切り抜けたいのです」という気持ちが読み取れます。

少々嫌味っぽい誇張した表現かもしれませんが、
実際の気持ちとそれほど遠くはないと思います。

一方で、プレゼンテーションが得意な人は、
全くの正反対で「是非、今度プレゼンテーションをさせてください」
と言って、自ら積極的に機会を作り出しているのです。

そこには、明らかに自ら仕掛けていく能動的な姿勢を見ることができます。

こうした大きな違いは、
プレゼンテーション成功の喜びを知っているかどうかにあります。

「いやー見事な素晴らしいプレゼンテーションだった」
「とても分かりやすい良い話でした」

聴き手からこういった喜びの言葉をもらったことがあるかどうかです。

人は誰でも、自分にとって有益な良い話を聴いた時、
心の底から満足し、素直に喜びを感じます。

しかし、そうした聴き手の姿を目の当たりにした時の話し手の喜びは、
その何十倍、何百倍も大きなものなのです。

そして、一度伝えることの真の喜びを知った話し手は、
また次も同じ喜びを感じたいと思い、
新たに伝える機会を積極的に作り出していくようになるのです。

つまり、プレゼンテーションが得意な人は、
こうした伝える喜びの好循環の中にいるのです。

また、この喜びの循環というものは、
人から与えられた機会の中では作り出すことができず、
自ら仕掛けていく中で生み出していくしかないのです。

もし、あなたが本当にプレゼンテーションの達人になりたいと考えているなら、
あるいは心のどこかに受け身の姿勢があるとするなら、
この点をしっかりと認識してギアを大きく入れ替えなければなりません。

それは「他人の話を聴く人」から「他人に話を聴いてもらう人」になるということ、
そして「その他大勢の群れの中にいる人」から「堂々と人前に出る人」になる
ギアチェンジということです。

もちろん、そのギアは周囲の誰かが切り替えてくれるものではなく、
自分自身の手で入れ替えなければならないのです。

早速、明日から自ら主張できることはないか考えてみましょう。
そして、新たなプレゼンテーションの実施に向けて能動的に動いてみましょう。
とにかく、自分の力でプレゼンテーションの機会を作り出してみることです。

その中で自分が呼びかけたことに対する責任と聴き手に喜びを
感じてもらわなければならない重圧を全身で受け止めるのです。

そして、そのプレゼンテーションを見事にやりきった時、
あなたもう喜びの好循環の中にいることは間違いありません。

また次の新たなプレゼンテーションに対して動き出さずにはいられなくなってきます。
是非、その感覚をあなた自身の手で掴み取っていただきたいと思います。