プレゼンはHow ToよりもHow Wonderfulが大事!

プレゼンで聴き手を動かすためには、
「相手に上手く伝えるノウハウ」を頭で考えるよりも、
「伝えることの素晴らしさ」を体中で感じなければなりません。

「自ら積極的に考えを発信することは素晴らしい」
「その舞台に自分が立てることは素晴らしい」
「今回、準備してきた話は絶対に聴き手に絶対役立つはずだ」

こうした「How Wonderful」が、
あなたの体中から溢れ出ていなければなりません。
そして、プレゼンテーションという貴重なチャンスに
喜びと感謝の気持ちを素直に感じている姿が、
聴き手を最も惹きつける最強のパワーになるのです。

セミナーや研修をしていて常々気になることがあります。
昨今、プレゼンテーションに限らず、
巷ではビジネススキルに関するたくさんの情報が溢れています。
私たちの生活の中でネットが当たり前の情報収集ツールなって
いわば検索ブーム、フレームワークブームとも言える
「How To」ばかりを追い求める傾向が強まっています。

つまり、多くのビジネスパーソンが、
一定の決まった法則に従えば「必ず物事が上手くいく方法」
あるいは「なるべく簡単にできる方法」を常に探し回っています。
そして、いかに画期的な「How To」にたどり着けるかが、
ビジネス社会を生き抜く上での勝負の分かれ目になっている
ような気がしてなりません。

しかし、そうした「How To」ばかりに頼っていていけません。
特に、プレゼンテーションでは、
どれだけ「How To」を頭に叩き込んでも、
それだけで絶対に成功することはありません。
知識や方法を吸収するだけでは、
喜びに満ち溢れた伝え方ができるようにはならないのです。

昔からプレゼンテーションの基本ノウハウとして
「まず先に結論から話す」
「必ず聴き手の目を見て話す」
「大きな声ではっきり話す」ということがあります。

分かっているけどなかなかできないポイントとして、
私もセミナーや研修で繰り返し説明をします。
しかし、私たちはこうしたことを日常の中で
ごく自然に実践しているはずなのです。
親しい友人、家族、恋人に
「心の底から楽しかったこと」
「思わず笑ってしまった些細な出来事」
「目玉が飛び出るほど驚いたこと」
その話をする時のことを思い出してみてください。

おそらく誰でも無意識のうちに結論を明確に示して、
聴き手の目を見ながら、
大きな声ではっきりと話しているはずです。
その時に、「人に物事を伝えるときの注意点は・・・」などと
「How To」をいちいち気にしている人はまずいません。
つまり、その話を本当に伝えたい、相手に分かって欲しい
という気持ちが心の底から湧き上がっていれば、
頭で考えるまでもなく体が自然と動くようになるのです。

これが、私たちが日常の中で無意識に発揮している
「How Wonderful」の力なのです。
そして、この力をプレゼンテーションの中でも
同じように発揮してほしいと思います。

まずは、この原点をしっかり意識することが大切です。
そうすれば、数多くの「How To」も断片的なテクニックではなく、
体の中で躍動する本物の知識として活きてくるはずです。