オンライン会議の導入で変わったこと

オンライン会議イメージ

オンラインミーティングの定着

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昨年から一年以上にわたって私達の生活や経済活動に甚大な影響を及ぼし続けている新型コロナウィルス。今までの当たり前が当たり前でなくなる状況に、世の中全体が右往左往してきました。
その中で最も大きな影響となったのが、人と人が直接会うことを避けなければならない、人が集まる場を作れないということでしょう。密閉、密集、密接という三密を避けるということが私達の活動に大きな制約をもたらしました。
そんな中、急速に普及したのがZoomやTeamsに代表されるオンラインツールによるコミュニケーションです。ビジネスでは、社内における会議、打合せはもちろん、取引先や顧客との商談に至るまでオンラインを通じて意思疎通を図る場面が急増しました。
それだけでなく、新入社員の採用活動における面接や社員への教育研修もオンラインによって行われるようになりました。

そして、こうしたオンライン化の流れは、たとえコロナ禍が収束したとしても全てが元には戻らないことが予想されます。
例えば、従来は新幹線や飛行機を使い、場合によっては宿泊も伴っていた出張などは、オンラインを使えば十分であり、多くの時間とコストを削減できることが明らかになりました。
つまり、本当に対面で直接顔を合わせなければならない仕事とそうでなくとも十分に事足りる仕事の明確な選別が進むことが考えられます。
オンラインによる業務は対面での代用ではなく、ビジネスコミュニケーションの一つのツールとして重要な役割を果たしていくことでしょう。したがって、オンラインによるメリットとデメリットを理解した上で、メリットを上手に活かした伝え方の実践スキルが重要になってくるのです。

対面とオンライン会議の違い

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それでは、対面とオンラインでは具体的に何が違うのかを整理してみましょう。
まず最も大きく異なるのは、その場の雰囲気や空気感です。目の前で対面することによって生まれる一体感というものは、画面越しではお互いに感じづらくなってしまいます。
また、どちらかが遠方から出向いた場合の「わざわざ足を運んで会いに来てくれた」という気持ちもオンラインでは生まれるはずがありません。さらに、対面では声の力によって伝わっていた熱意や親密感もオンラインではボリューム調整でしか変えられないために伝わりづらくなります。

このように比較してみると、やはり対面の方が多くのメリットがあってオンラインは対面に劣るものだと感じる人もいるかもしれません。
しかし、オンラインにも非常に大きなメリットがあるのです。それは、情報の客観性が強調されるということです。
雰囲気や空気感、熱意という主観的な要素が伝えづらくなる半面、そこで交わされる情報が有益か否かという点にお互いの意識が集中するのです。これは会議、打合せでも顧客への提案でもビジネスを前に進める上で非常に大きなメリットとなります。
したがって、時間とコストを大幅に削減することができ、客観的な情報を迅速に伝えることができるオンラインを武器にできるかどうかは、今後のビジネスシーンにとって重要な要素となるのです。

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