漫才の笑いとプレゼンの共通点

漫才の笑いとプレゼンの共通点

聴き手の共感がツカミの第一歩

漫才の笑いとプレゼンの共通点
2022年新しい年が始まりました。年末年始のお休みも終わり、通常通りの仕事、生活が始まったことと思います。
さて、年末年始というと、近年は特にお笑い番組が多いことに驚きます。チャンネルの端から端まで、しかも朝から晩まで長時間にわたって放送されています。私もお笑いはかなり好きな方ですが、本当に面白いものもあれば、ただ芸人が騒いでいるだけで全く笑えないものも少なくありませんでした。
そこで、今回は漫才とプレゼンの関連性について取り上げてみたいと思います。私個人の好みも多分に含まれるかもしれませんが、あらかじめご了ください。漫才もプレゼンもあらかじめ練りに練ったネタを披露するものです。お笑いは笑ってもらうこと、プレゼンは納得してもらうことというゴールこそ異なりますが、取り組みはかなり似ている点が多くあります。

ちなみに、私が大好きな漫才コンビとしてサンドウィッチマン、ナイツ、タカアンドトシを挙げたいと思います。まず面白い漫才の条件として設定が分かりやすく、聴き手の共感を得やすいということがあります。
「実は今度、友達の結婚式のスピーチを頼まれたんだけどさ、ちょっと聞いてもらっても良いかな?」「うちの娘が先日ちょうど4歳になりまして、女の子は本当に可愛くてねー」「今年一年本当にいろいろな事がありましたが、今年ほど政治に関心が集まった年は無いんじゃないでしょうか?」といったように誰もが共感できる設定で自然に話に入っていきます。ミルクボーイのコーンフレークネタも「うちのオカンが朝ごはんの名前を忘れてしまったみたいで」と穏やかに日常的な場面から始まります。

それに対して、笑えない漫才に多いパターンが、「俺この前、夢の中でバカでっかいキツネのお化けに襲われてよー!」「街の中に逃げた猿を捕まえたいんだよね!」と唐突に非日常、非現実的な設定から入るので、聴き手はなかなか共感しにくい状況に陥ってしまいます。
スタートで置き去りにされてしまいますと、そこからどんなボケとツッコミを繰り広げられても話についていけず笑うことが難しくなります。
もちろん設定で掴むことができれば、必ず笑いが起きるという訳ではありませんが、聴き手をその後の流れに巻き込んでいくためには外すことができない大事な条件と言えます。

プレゼンのツカミは目的と背景を共有すること

漫才の笑いとプレゼンの共通点
漫才と同様にツカミの重要性はプレゼンにも当てはまります。やはり冒頭で聴き手を置き去りにしてしまいますと、その後どんなに魅力的な話をしても十分な納得感が得られなくなってしまいます。よく「聴き手を飽きさせないためにはどうすれば良いか?」「聴き手を惹きつけるために大切なことは何ですか?」という質問を受けますが、それは最初のツカミがしっかりできているかどうかにかかっています。具体的なツカミの方法としては、プレゼンの目的と背景を聴き手としっかり共有することになります。

まずプレゼンの目的とは、「そもそもなぜこのプレゼンをするのか?」「この話を聴くと、聴き手にはどんなメリットがあるのか?」という点を明らかにすることです。いわゆるプレゼンを聴く意味づけを行うことですから、ここで失敗してしまうと独りよがりのプレゼンになってしまうことは言うまでもありません。したがって、最初に挨拶をしてタイトルをコールしたら即座に目的を共有することを心掛けてください。
次に、背景とは「なぜこの話のテーマとネタが必要なのか?」という内容の必要性を確認することです。例えば、課題解決型のプレゼンなら「皆さん、今こんな問題がありますよね?解決する必要性がありますよね?」という点を共有します。
また、提案営業型のプレゼンでは「皆さん、今こんな要望、要求をお持ちですよね?それが実現したらメリットは大きいですよね?」ということを共有します。

実に当たり前のことと思われるかもしれませんが、プレゼンター自身の伝えようとする意識が高ければ高いほど、意外にも抜け落ちているケースは決して少なくないのです。
しかし、本当に聴き手の理解と納得を得たいと思うのならば、そこは冷静になって目的と背景を丁寧に共有するようにしてみてください。
その大切さは、いろいろなコンビの漫才の入り方を聴けばよく分かるはずです。テレビもありますが、YouTubeでもたくさん確認することができますので、休憩時間にもぜひ試してみてください。

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