中途採用試験のプレゼンテーション対策

中途採用試験のプレゼンテーション対策

職種の紹介ではなく活動をアピールする

中途採用試験のプレゼンテーション対策
例年、春は新しい始まりのシーズンとして新入社員の入社をはじめ、新しい部署への移動や昇進など人、組織の動きが活発になります。その後、6月以降からは新たな環境での活躍を目指す人の転職活動が出始めてきます。
最近は、民間企業でも公務員でも中途採用試験に課題が出され、5分~10分程度のプレゼンテーションを課されるケースが多くなっています。テーマとしては、その職種に関わる特定の社会課題についての解決策を述べるという場合もありますが、これまでの経歴を踏まえた自己アピールをするというものがほとんどです。その際に注意すべき点が、職種の紹介だけで終わらないようにするということです。私が中途採用試験のプレゼン指導をしていて最も多い指摘がこの点になります。

例えば、人事の仕事をしている人の場合、新卒や中途採用の段取りから面接の実施、社内の配属管理、外部研修の企画や実施、給与制度、福利厚生、社会保険などの労務管理全般といった説明をされることが多くあります。
また、営業の仕事をしている人の場合、B to B製品の法人向けセールスで主に社員5000人以上の大企業がメインターゲット、新規顧客の開拓と既存顧客からのリピートは半々ぐらい、課長職としてチームの数字の管理から部下の指導教育までを担当といった内容になります。確かに経験の紹介はしているのですが、採用する側からするともっと個人的な仕事のスタンスを聞きたくなってしまいます。

例えば、人事の仕事であれば、安心で安全な職場環境を整備するためにどんなポリシーを持って業務に取り組んできたのか、採用の仕事では何を重視して人選をしてきたのか、社内の配属管理や労務管理の仕事で気を付けていた点は何かといった話をすると効果的なアピールになります。営業の仕事でも同様で顧客への販売、数字の管理、部下の指導教育それぞれについて大切にしていた信念やポリシーを伝えるようにします。
やはり中途採用の場合、基本的な社会人の姿勢を持ち合わせていることは経歴から十分理解できますから、仕事の中身に関わる個人的な考え方や姿勢を伝えるようにすると説得力が出るようになります。

過去の話と同じだけ未来の話をする

中途採用試験のプレゼンテーション対策
具体的な経歴のアピールをしたら今後の抱負について述べることも大切です。経歴とは過去の話になりますから、同じ分だけこれからの未来の話をすることも重要なポイントになります。転職試験の要項に「過去の経歴と共に今後の抱負について」と明記されていれば伝え忘れることはありませんが、「これまでの仕事についての自己アピール」といった書き方をされている場合には、過去の話だけに終始してしまうことが多くあります。
また、話の分量についても過去の話が大半を占めてしまい、未来の話はほんの少しサラっと触れる程度になっているケースも少なくありませんので、やはり注意が必要となります。

採用担当者が知りたいのは、これまで何をしてきた人なのか、何ができる人なのかといった点はもちろんですが、その経験や特色を生かしてうちの会社で何をしてくれるのかが最も重要であるはずです。もちろん具体的な業務内容は入社が決まり配属されてからでないと知りようがありません。
だからこそ過去の経歴で述べる仕事へのポリシーやスタンスが重要になってくるのです。そこと結び付ければ、これから入社しようとする組織に対してどんなメリットを生み出すことができるのか、他の社員にどんな良い影響を与えることができるのかをしっかりアピールすることに繋がってきます。

中途採用試験においては、履歴書や職務経歴書が重要な書類となってきます。しかし、それはあくまでも過去の話です。ですからプレゼンテーションにおいては、そうした書類には書かれていない未来の話をしっかりと述べることが求められます。過去の経歴や経験は既存の事実になりますから記憶を辿れば自然の伝えることができます
。しかし、未来の話はまだこの世には存在しないビジョンやアクションプランを思い描くことですから自由度がある反面、明確な言葉に落とし込むことは容易ではありません。だからこそ、それができる人材は魅力的であり、今後への期待感も膨らんでくるのです。

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