分かりやすく伝えられない原因

分かりやすく伝えられない原因

分かりやすく理解できていない

資料作りでもプレゼンテーション発表でも分かりやすく伝えられないという課題を抱えている人は少なくないようです。また、日常的な報連相や会議での発言においてもなかなか簡潔に伝えられないという悩みをよく耳にします。
その反応として、聴き手からは「話が長い」「長いわりに何が言いたいのか分からない」「それで結局何がポイントなのか」といった言葉が返ってきてしまいます。
その原因として、他者に伝える以前に話し手自身がその物事について分かりやすく理解できていないことが挙げられます。
何が大事な要点なのか、どうしてそうなったのか、具体的にどうしたいのかといった論点をシンプルに解釈できていなければ、分かりやすく伝えられるはずがありません。
よく「上手く伝えられない」とか「効果的な伝え方が分からない」と伝え方を問題視する言葉を聞きますが、そもそもの理解や解釈ができているのかに目を向ける必要があります。具体的には上手く伝わらなかった場合の聴き手のリアクションがヒントになります。
「何が言いたいのか」「何がポイントなのか」いわゆる結論をシンプルに考えてみましょう。そして、次に大切なのが理由です。聴き手は「なぜそう考えるのか」「なぜそうなるのか」を知りたくなりますから、その点もシンプルに考えてみましょう。
このように伝える前に一瞬立ち止まってロジカルシンキングの基本である「結論」と「理由」がまとまっているのかをあらためて考えることが必要になります。

そもそも考えていないという問題

このように伝える前に物事をしっかり考えて理解しているのかが重要になりますが、それ以上に「そもそも物事を考えているのか」ということが現代の深刻な問題となっています。その大きな原因はスマホです。
今や私たちは仕事でもプライベートでもスマホを肌身離さず持ち歩く生活となっています。スマホは非常に便利で、PCと同様のネット検索が可能であることはもちろん、地図で場所を調べたり、乗換案内で最適な移動ルートを検索したり、特定の場所の特定の時間の天気まで調べたりすることができます。こうした生活状況から、私たちは常に調べることはしても自分で考える機会を失っているように感じます。
例えば、スマホで1件のニュースを知った場合、「どんなことが起こったのか」「その結果どうなったのか」「今後どのような対策が取られるのか」という情報に触れるだけで満足してしまい、「そもそもなぜこんなことが起きたのか?」「今後同じことが起きないために何が必要なのか?」といった点まで考えることが減っているように感じます。ともすると「そんなことを考えたところでどうなるものでもない」といった風潮があるかもしれません。
しかしながら、情報を受け取るだけでは、自ら考え、その考えを伝える力の向上には繋がらないのが現実です。そのあたりの日常習慣から考え直す必要があるのではないでしょうか。

お問い合わせ

    • お名前(必須)

    • フリガナ(必須)

    • 会社名

    • お電話番号(必須)

    • メールアドレス(必須)

    • メールアドレス(確認)

    • お問い合せの種類

    • お問い合せの内容(必須)

    Follow me!