教わることと自分でやることの区別
先生、大きな声を出すにはどうしたら良いですか?
先生、結論ってどうやって考えればよいですか?
先生、考えってどうやって絞り込んだら良いですか?
これらはプレゼンについてよくある質問です。
いつも私は返答に困ってしまいます。
というか、そもそもこの手の質問には答えようがありません。
なぜなら、それは自分の力でしかできないからです。
大きな声も結論も考えの絞り込みも方法なんてありません。
自分でやるしかないのです。
効果的なプレゼンテーションの秘訣としては、
大きな声で伝えないと良い話も価値が半減してしまいますし
結論が無いと何のためにプレゼンしたのかが分かりませんし
考えを絞り込まないと聴き手の記憶に残らなくなってしまうので
大きな声、結論、絞り込みは大切だということまでです。
そこから先は、自分の力で取り組むしかないのです。
ですが、その取り組みの前に方法を聞いてしまう人が
少なくありません。
教わることと自分でやることの区別が必要です。
その線引きをしっかりしないとプレゼン力の向上は難しいと
言わざるを得ません。
今は情報が溢れている時代です。
求めなくても情報の洪水が押し寄せてくる世の中です。
その影響で自分で考える機会が失われている気がします。
伝えることは、考えること
この意味をしっかり意識することが重要なのです。